少し歩くと大学の近くにあるだだっ広い運動公園のような場所についた。
そこにあるベンチに少し距離をあけて隣同士に座った。
何から話せばいいのかわからない。
どこから話していいのかも謎。
でも今日わかったことは一つ。
とてもとても大切なことだった。
それは、――奏さんは先輩が好きだってこと。
さっきの反応をみて分かった。
あの動揺の仕方ならまず間違いない。
…なんだ。
両想いだったんじゃん。
わたし、これでお役御免ってわけか。
これでもう先輩と今までのようには付き合えない。
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