ケータイ小説 野いちご

お姫様と1.5人の男

first.お芝居だって!

さあ、始まりました初日。お泊まり道具も持ったことだし、

お父さん達にもかなりビックリされたけれど説得も出来た事だし、さあいざ薩川家!

……と、来たのは良いんだけどさ。


「佐宗、今日は休み返上で簡単な稽古じゃなかったか?」


んん?何の話をしているのかさっぱりなんだけど。

思い当たる節を頭の中で探してみる。そしてあたしは思い出したのだ。

文化祭での出し物が演劇で、昨日はそれの役割分担をした事を。

演目は白雪姫。高校生なのに白雪姫?と言う声も多かったけれど、

シンプルな演目だからこそ良いの!と誰かが言っていたような気がしないでもない。

役割は演劇部の笹川(ささかわ)さんと、

クラス委員の市村(いちむら)君と沼山(ぬまやま)さんが相談して決めてきたみたい。



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