そして翌日(昨日)ナツが登校して来た。

「おはよう、昨日久しぶりに楽しかったね」

「うん、久しぶりに楽しかったよ」

え…… 何で昨日(明日)を覚えてるんだ…?

「え……昨日てカフェでパンケーキ食べた事?」

「うん…もしかして〇〇も覚えてるの…?」

「うん、ナツも覚えてんのか…?」

僕はビックリした

「うん」

そう言ってナツもビックリした顔をしてうなずいた、何で覚えてるんだろう? 
13年間僕の周りの人達は僕が経験した1日を覚えてない、それもそのはず僕だけが昨日に戻っているのだから。

朝の授業時間のチャイムが鳴った。

「……〇〇放課後いつもの公園で、続き話そうね!」

「おう……分かった」

何でナツが覚えてるんだろうか? 僕は授業を聞かずにずっと考えていた!
やっと学校が終わり、ナツとの待ち合わせ場所の公園に向かった。

まだナツは来てない、しばらく待っているとナツがやって来た。
ナツは慌てた様子で語り出した。

「お待たせ〇〇、今朝の話しの続きだけど何で〇〇カフェに行ってパンケーキ食べたの覚えてるの? 何で?」

僕は昨日を繰り返してる事を説明する事にした。
今まで友達や同僚に話しても誰も信じてくれなかった、むしろ次の日(昨日)にはみんな話した事すら忘れていたしね。

「あのさナツ、僕はね13年間毎日昨日に戻っているんだよ……」

ナツは腰から崩れ落ち泣きだした。

「……私もなんだよ」