あれ確か一昨日山田君怪我して足の骨を折って僕らが代わりに新聞配ったったな…？
寝起きの事といい頭が混乱していたが、とりあえず配達に向かった。

半分ぐらい配り終えるとスマホの電話が鳴った新聞販売店からだ、僕はバイクを路肩によせスマホの電話に出る

「もしもし、お疲れ様です」

「あーお疲れ様、店長だけど山田が単独事故を起こしたみたいでさ、怪我したんだよ、悪いけど自分の配達終わったら少し山田の配達区域を少し配ってくれないか？」

「え…はい…！　大丈夫ですよ！」

「〇〇の言う通りになっちゃったよ、正夢じゃないか！　まあとりあえずよろしくたのむよ、じゃー」

僕の頭は混乱しまくっていた、一体俺の頭はどうしたんだ？

山田君の配達区域を配り終えて、新聞販売店に戻った

「お疲れ様です店長、山田君大丈夫ですか？」

「おう、お疲れ様、山田は足の骨を折ったらしいが大丈夫だそうだ、まあしばらく出勤はできないが、今日は悪かったな、ありがとう助かったよ」

「いえいえ」

「それにしても〇〇が言った通りになったから驚いたよ！　正夢てやっかな？」

「イヤ、自分でも訳が分からないんですよね…」