ケータイ小説 野いちご

きらめく星と沈黙の月

第1章-過去の束縛-
再生

─昼休み


「昨日グラウンド来てたでしょ。よかったね」


「そうなんだけど…」


あのあともオギと話してて、気持ちの整理がついた。


碧の夢は私の夢でもあること。


どうしても甲子園に行ってほしいこと。


そして、碧の夢に私は必要ないこと。


私は邪魔者だということも。


オギは肯定も否定もせずに、ただただ聞いてくれた。


そして、その話は誰にも話さないことを約束してもらい、解散した。


私は、碧の邪魔になりたくない。


だから、グラウンドへはもう行かない。


マネになるのは今じゃなくていい。


とにかく、碧の夢を守りたい。


壊したくない。


「夏が終わるまでは、いつも通り干渉しないことにした。碧の邪魔はできないから」

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