ケータイ小説 野いちご

彼の溺愛 致死レベル

総長の役目












――1年後。



公園で心臓に激痛が走ったあの日から、
季節がぐるりと一周した。



あの日、救急車で運ばれ
意識不明だった私は

一週間後、病室で目を覚ました。




目だけゆっくり動かすと

たくさんの子猫ちゃん達が、
目に涙を浮かべていて



『ゾルックのPV撮影で、氷牙さんとみくる様が、
 恋人のフリをしていたなんて
 知らなくて……』


『みくる様に酷いこと言って、
 本当にごめんなさい』



私を取り囲むように
大泣きの、大合唱をされちゃった。




< 233/ 350 >