「うわ~ん、もう勉強したくない!」


今日は日曜日。頑張って受験勉強していた私だけど、ずっとやってると頭がおかしくなっちゃって、思わず叫んじゃいました。

一回頭を冷やすために、私の部屋から一階に降りる。


「お前、うるさい。」


下りてきたら、一階で勉強していた、海飛に言われてしまった。


「聞こえてたの!?」

「全部、丸聞こえ。」


ガーン。恥ずかしっ。集中力ないやつって思われたんだろうな。


「、、、ごめん。ちょっと息抜きできてなかったのかm、、、。」

「あー、うるさいうるさい。もう、こんなんじゃ勉強にも集中できねー。どっか連れてってやるよ。」


ぶっきらぼうに言った海飛。
そんな口調でも、本当にそういう風に思っているわけではないことを私は知ってる。
それにさすが幼馴染なだけあって、私の望んでいることや考えていることを、見事に当ててくる。


「ホント!?」


なんだかんだ言って、海飛は超優しい。


「そうだな~、遊園地とか?」


にやりと笑った顔で、そういった。


「やめてよぉ~。お願い、他のとこ行こ!ね。」


もう、海飛ったら。私が絶叫マシン苦手なの知ってるくせに。