✞雷斗side✞

あー……月姫ちゃんに会いたい……。

もう授業なんかなくなっちゃえばいいのに。

でも休み時間になったらなったで……。

「雷斗くん!有馬さんと付き合ってるってホントなの!?」

って、女の子来るし……。

「ホント。だからあんま女の子と話したくないんだ。月姫ちゃんが嫉妬しちゃうから♡」

たぶんしてくんないけど〜。

なんてやってると、

「雷斗〜、その彼女ちゃーん!」

と、ドアの方からイツメンの声がした。

え!

思わずガタッ!と立ち上がって行くと、まさかの月姫ちゃんがいた。