季節はもう9月。

暑いような涼しいような感じ。

相変わらず蝉はまだ鳴いている。

「あ!美紅!おはよー」

遥人先輩と正門を通ると葵がいた。

『おはよ!葵』

「あれ、大和は?」

遥人先輩がそう聞く。

「あ〜なんか寝坊したとか言ってました!」

寝坊か〜クスっなんか大和先輩っぽい。

「…フッそうなんだ」