ーキッチン組ー






キッチンのドアを開けて、電気をつける。

しかし、古びているせいか、どことなく電気を付けても暗い感じがした。





「ここがキッチン?」

「……そうみたいだな」

「なんか、古びてない?」

「古いお屋敷だからかな?」

「……とりあえず、冷蔵庫開けてみるか」




冷蔵庫を開けてみるけど、ほぼなにも入ってなかった。

入っているのは、ミネラルウォーターのボトルやお茶のボトルだけだった。




「なにも入ってないね……」

「あるのはミネラルウォーターとお茶、あとはカップ麺だけか……」




大谷瞬が冷蔵庫横にある棚を開けていたらしく、その棚の中を見て言った。

その棚の中には、大量のカップ麺が置いてあった。




「はぁ?これしかないの?」

「みたいだね。お米もないよ」

「はぁ?マジかよ」

「とりあえず、お湯沸かす?これしか食べる物ないんだし、これでしのぐしかないよ」


「そうだね。そうしよう」