「せ、先生…っ!!」
「う、うわぁあ!!!」

耳をつんざくような悲鳴が上がる。

何が起こったの?
先生が、死んだ…?

突然のことに頭が追いつかない。

混乱したクラスのみんなはどこかへ逃げようと一斉に動き出し、プールは洗濯機のように波立つ。

みんなは我先にプールサイドへ上がろうとする。

しかし、

「うぁ…っ!!」
「ぎゃあぁ…!!!!」
「痛っっつ!!!」

プールサイドに出た途端、三歩も歩く前に体を何かに切り刻まれる。

それは見えない大型の刃物のようだ。

腕や足、首がいとも簡単に切断されていく。血がドロドロとプールに流れ込む。

「一体なんなのよ!?」