ケータイ小説 野いちご

年上の旦那様は若奥様にメロメロです!!

公爵、初めてのデートに誘う
sideハルバート

 夜会に二日連続で顔を出し、主催や王族相手に婚約したことを認めればこの二回で社交界には十分話題として取り扱われたし、母に事実確認したいご婦人方は茶会に誘う招待状を送ってきたが母もそこは慣れたもの。

 「息子と婚約したご令嬢のために忙しいのでごめんあそばせ!」

 という内容をもう少し綺麗にしたものを送り返している。

『婚約は事実だが忙しくてお相手している暇はありません!』 

と分かりやすく返してるので噂は事実であるとまことしやかに流れている。
その本人である公爵自身も微笑んで肯定するので、独身貴族と名高かったシャロン公爵の婚約は今の社交界で一番の話題になっているのは事実だった。

 そして、その婚約者である前アルグバーン辺境伯令嬢は王宮のデビュタントの舞踏会以外で社交界に出ていないにも関わらず、すでに名前だけが歩き出しており、一躍時の人扱いのご令嬢となってしまっていた。

 シャルロッテ本人の全く知らないちに、社交界の有名人の仲間入りを果たしていたのである……。


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