side紘基


寝る直前になって、奏音が、みこの部屋に
忘れものをしたことに気付いた。

奏音は、この時間に外に1人で行くのは怖いらしく、俺にもついてきて欲しいと頼んできた。


寝る準備は済ませてあるしな、と思った俺は、奏音について、みこの部屋に行った。


一応、みこにも許可はもらっていたから、すんなり部屋に入れた。


奏音がものを探している間に、ふと、違う部屋のドアが開いていることに気付いた。

何気なくのぞいてみると、そこは寝室のようだった。


ベッドの上に何かが置いてあるのに気付いた俺は、それを拾って、首を捻った。
包帯・・?にしては硬い感じがする。


奏音にも聞いてみようと思い、それを見せると、何故かオロオロし始めた。


わけが分からず困り果てていたら、みこが風呂から出てきた。


このあと俺は、みこの衝撃的事実を知ることになった。