翌日の学校で

眠気が覚めずに
目元を
ごしごしとこする。


ふぁああっ。


大きなあくびも絶え間なくこぼれてくる。


「どうしたの、凛花?」


「試験勉強で、寝てないの?」


「昨日、ソファで寝落ちして
変な夢を見ちゃって」


「まだ引きずってるの?」


コクンとうなづき、
ぐったりとうなだれる。


「そのまま、夜、
寝られなくなっちゃって」


……ホントに情けない。


「大丈夫?」


「飲み物買ってきたら? 
ちょっとは目、覚めるかもよ?」


「そうだね、
コーヒー買ってくるっ」


このまま座ってたら
睡魔の波にのまれちゃいそうだ。