――…ガラガラッ
「「「委員長、おかえりーっ!!」」」
「えっ…!?」
体育館で倒れて、クラスのみんなにも迷惑をかけてしまって
謝罪の言葉を考えながら高見くんと廊下を歩いた。
そして彼とともに、やっぱり緊張しながら教室の扉を開けると
――…目の前の光景に、驚くことしか出来なくて。
「委員長、元気になって良かったよ!おかえりなさいっ」
「みんなで待ってたんだよーっ」
まだ朝のホームルームまでは時間があるのに
クラスのみんなが拍手して迎えてくれたのだ。
黒板には、『委員長おかえり!』というメッセージと、一人ひとりの言葉も添えて。