ケータイ小説 野いちご

5時からはじまる甘い罠。

第7話





「待って」







風をビュンビュン切って、走っている。


まわりの下校中の生徒たちが、わたしの勢いに驚いて立ち止まるほど。





「お願い、……待って!」





校門を出て歩きはじめていた廉くんは、


全力で走って、肩で息をしているわたしをふりむいて、すごく驚いていた。







< 134/ 171 >