ケータイ小説 野いちご

うさぎ

第四章 隆之の過去
*side 隆之

あー、くそっ!やっちまった…!

教室から出て俺は、さっきしたことにメチャクチャ後悔する。

真於を連れ去った挙げ句、無理矢理キス…、しかもキスマークまでつけて…!

てか、何だよあれ⁉

俺のためにあんなメイクしたのかよ?!

可愛すぎるだろ………!!

「何をやってるんだ、俺は…!」

昔っからそうだ、俺は真於の事となると、冷静でいられなくなる。

それは、幼い頃からずっと変わらない。

先週だって、真於にあんな酷いこと言ったのに、引き留められて理性揺らぎかけたし。

俺はぐしゃぐしゃと髪をかきむしって、その場に座り込む。

『あっちで彼女作ったら、私死ぬから』

ふっと、あの女のことを思い出す。

あの女のせいで、俺はあんな態度を真於にとらなくちゃいけないんだ…!

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