ケータイ小説 野いちご

揺蕩う空へ魔法の句を

鎌倉の 源平合戦 源氏勝つ




「やっと中世期だー!!」

私は大好きな中世期を教えられることに喜んでいた。義昭は「……うるさい」といつもよりも冷たい目を向ける。

「……じゃあ、鎌倉時代に入ろう!…の前に平安時代の後期の話。この頃に院政と言って位を譲った天皇が、上皇や法皇となった後も実権を握って行った政治のこと。上皇というのは、位を譲った天皇を尊んで呼ぶ称号のこと。太上天皇の略なんだよ」

「この頃に源氏と平氏が平治の乱で争い、この時に義朝の子である頼朝が伊豆に流罪になった。そして、頼朝は鎌倉に幕府を開き、鎌倉時代になる。鎌倉幕府を開いたのは、1192年。今は、1185年とも言われているね」

「…ここで問題です!頼朝の弟である源義経の幼名は何でしょう!」

「……知らんな」

私は「正解は、牛若丸でした!大男の弁慶を家来に従えたんだ」と説明した。

「源義経は、壇ノ浦の戦いで平氏を滅ぼしたんだ。その後、頼朝と対立して奥州藤原氏を頼ったが藤原泰衡に攻められて衣川の館で自殺したんだ」

「鎌倉時代、守護と地頭を置いた。守護は、頼朝が義経を捕らえることを理由にして国ごとに置いた役職なんだ。地頭は、これも義経を捕らえることを理由にして置いた役職」

「守護は御家人へ京都警護の役を催促するなどの仕事をして、地頭は年貢の徴収や納入、土地の管理、治安の維持に当たったんだ」

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