彼と会ったのは、ここの署に来てからだ。
2人とも初めて配属された場所。お互い「頑張ろう。」と言い合った。

よく、上司の愚痴を飲みながら零した。
「たく、アイツ。新入りだからっていびりやがって。」と彼は言った。
「ね。そういえば、秋本君。」私は言った。
「ん?何?朝日。」と彼は言った。
私は、この時何かを話そうとしたが、
「なんでもない。」やっぱり言うのをやめていた。
あの時、私は何を話そうとしたのだろうか…
「そうか…」と彼は言って、お酒を飲んだ。
彼は、お酒にとことん弱かった…
酔いつぶれて、何度か私の家に泊まった。
この時も、そうだった…