ケータイ小説 野いちご

クールな北原くんの、右手になった私

ランチも下校もずっと一緒に





「北原君、買ってきたよ。袋あけておいてあげるからね。じゃあね。食べ終わったら呼んで。片付けとあと、包帯を巻き直すから」


購買から買ってきたパンを渡してそそくさとその場を立ち去ろうとしたのだけど彼に呼び止められる。


「アンコ、なに、逃げようとしてんだよ。隣に座れよ」


振り向けば、北原君が、不敵な笑みをうかべてこちらをみている。


ううっ、やっぱり見逃してはくれないよね。


彼は友達3人と机を並べているところに手招きして、私を呼び戻す。


「今日は、食べさせてくれないの?」


「え、だって自分で食べれるでしょ、パンなんだから左手使えば」



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