ケータイ小説 野いちご

不器用彼氏による不器用な愛情表現

もう一度ここから初めよう

「俺、もう、クールぶったままなの、やめたわ。がっかりするかもしれねぇけど。」

「つまりどういうこと?」

「あんな、心臓に悪いところ見たくないってこと。
クラスが違っても彩が俺のこと好きでいてくれるなら、俺の気持ちが変わることはないから、別れるわけがないって信じてたんだ。だから何回も大丈夫だろって言った。

でも、彩が旅行行かないって言ったり、俺の予定を今までみたいに何回も確認したりしなくなったから本当はすごく焦ってた。
出掛けた時はかわいい格好して、にこにこしてるのを見て安心したんだよ、本当に。俺のことまだ好きなんだなって。

いつも本当はかわいいって思ってた。舜とか勇斗にはのろけみたいに言えるのに、いざ彩を目の前にすると恥ずかしくて言えなかった。」


「、、、」


「幻滅したか、、?」


「まさか!幻滅なんてするわけないじゃん!
ただ、なんで私こんなに不安がってたんだろうと思って。瑠衣くんが自分のこと好きじゃないのかも、と思ったら自信がなくなっちゃって、辛くって。
もっと瑠衣くんのこと見てたら気づけたかもしれないのに。そうしたら、こんなに瑠衣くんを怒らせなかったのに。
ごめんなさい。」

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