ケータイ小説 野いちご

大空に花束を

第二章〜小さな贈り物
その先の覚悟

診察が終わり、病院を出ると目の前に氷空が

待っていた。

「診察、終わった?」

「うん。終わったよ。」

私は少し、ぎこちなく笑い本音が言えなかっ

た。

「その様子だと、何かあったね。」

「……うん。」

すると、氷空は私の手を掴み歩き出した。

「少し寄り道しない?」


連れて来られたのは、高台にある大きな展望

台だった。

「ここなら誰もいないだろ。」

すると、氷空はこちらに振り返り軽く微笑ん

だ。

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