無理やり連れてこられたのは大きな倉庫。
彼らは雷龍という全国No.1の暴走族らしい。
興味もないし、彼らと関わる気もない。

なのに、隼人は私に姫になれと言う。
隼人以外は嫌がってたくせに、何故か彼らまで同じことを言う。

私は関わる気はないと言っているのに。
別に彼らが嫌いとそんな理由じゃない。
ただ私は
_________守られる資格はない________
私は大切な人を守れなかった。
殺してしまったのだから。

私は言いたいことを言ったから幹部室を出ようとした。
だけど、その時写真の中で笑う私の大好きな人と目が合った。

―龍雅お兄ちゃん―

私のせいで事故にあって今も植物状態にある私の大好きなお兄ちゃん。