話し終えると───── 私はまた……泣いていた 「………っ…うぅ」 「あー、もう!また、泣く!」 雪乃は呆れたような口調だけど、私の涙を拭いてくれる。 こうやって……… 失恋する度に雪乃に励まされてきた。 雪乃は私に優しく話しかける。 「どう?落ち着いた?」 「……うん、落ち着いたかも」 「よし、追加で頼もう!!すみませーーん!」 そう言って、雪乃は店員さんを呼ぶ 「……えっ、ちょ、私もう食べられない……」