太陽の光が鮮やかな桜の木々の隙間を通り抜け、私の顔を明るく照らす。
桜の花は見事に満開だ。


私は、2つ上の先輩、里穂とブラブラ桜並木を歩いていた。


「綺麗だねぇー」
里穂が目を輝かせながら、言った。


「うん、それにポカポカ陽気で、気持ちよいね」
私は、里穂の愛らしいキュートな顔を見ながら呟いた。


里穂は、幼馴染であり、高校時代の先輩。私の大親友である。


「里穂、今から彼氏に会うんだよね?」
私は羨ましそうに聞いた。


「あ、奏音、遅刻するみたいだから、ちょっとお茶しよ」
ちょっと拗ねた感じを見せる。


「そうなの?いいよ」
私は、喜んで快諾した。