「どういう感じにするのか、決めたいわよね。」


『うん』


「ていうかよ、浅岡はまだ雪乃と付き合ってるというつもりなのか?」


『さぁ?』


「さぁ?って…」


時は放課後。

場所は、私の家。

人は、私、胡桃、日向。



「とりあえず、雪乃のことが本当に好きなのかを確かめる必要があると思うのよ。

復讐なんて、いくらでもできるでしょう?」


「そうだな。ていうか、もしも浅岡が雪乃のこと好きって言ったら。雪乃、お前、より戻すのか?」

そう言われ、少し考える。

その場合は、想定していなかったから。

もう、嫌いなんだとばかり思い込んでたから。


戻すか、戻さないか、か。


「大体あるあるのものだと、俺はお前に妬いて欲しかったんだ!!

え?そんなの?やだ、○○君ったら!!もう!!

ギューってなるわよね。」

ノリノリで身振り手振りで演説してきた胡桃。

それを見て笑いをこらえている、日向。

思わず、苦笑がこぼれる。


『うん。別れる、かなぁ?やっぱり。』