結局、全然眠れずに大学に行く時間。
もう飲みすぎたのか、虫歯が酷すぎるのかロキソニンも効かない。

「めい…あんたその顔どうしたの。」

学校に行って友人の花にあった第一声がこれ。

「…やっぱりクマやばいよね??」

「やばすぎ。今期限迫ってるレポートとかあったっけ??」

花は学校の課題で眠れなかったと思っているらしい。

「いや、ない。ただなんか眠れなかったんだよね…」

「えー?大丈夫??
……ていうかさ、メイ左のほっぺすごい腫れてない??」

やっぱり一目見て分かるくらいに腫れてるか…

「んー…ちょっと虫歯がね…」

「もしかして痛くて眠れなかったとか??」

「そのもしかしてだったり…」

「バカじゃないの!?早く歯医者行って来なさいよ!」

呆れたように怒られる。