ケータイ小説 野いちご

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色ってどんなの?教えて。

第2章
芽生え

あの日から3ヶ月がたった今、
私はなぜか…心がチクチクすることが増えた。それは多分あることが心に引っかかっているからだろう。それは

「「川崎〜♡」」

この女の子たちだと私は思っている。甘ったるい声で黄色い声で叫んでいるのはクラスの女子。それに対して嫌そうな顔をする川崎くん。



前まではこんなじゃなかったのに。



水泳の時間にメガネを外した姿を見た女子がかっこいいことに気づいたみたいで毎日こんな感じ…


「川崎くん、これは何色?」
「栗色」

「ありがと…栗色?ってなんだろ。栗?」



ありがととは言ったものの栗の色ももちろん知らないわけで…



「春〜。」
「流花!どうしたの?」
「最近川崎と仲良いね。」
「えっ、そう?」
「うん!…そういえば、私彼氏できたんだー!」
「えっ⁉︎いいなー。さっすが流花。でも、ずるい!!私もほしいのに〜!」
「にししし!好きな人もいないくせに〜。無理無理。」
「いるもん!…あっ、//////」
「え、ええええ⁉︎」
(あっ、言っちゃった。)
「…」
「誰なの?」
「ここでは、言えないよ。」
こそっと返す。隣だし…ね…
「そっかー、わかった。じゃあ、あっち行こ!」
「あっ、うん。」
パタパタと走っていく。すみっこにきたところで口を開いた。
「実はね…川崎くんなの。」
「えっ!…そっかそっかー。協力するからね。」
「うん、ありがとう…でも、もう1つ報告があるんだけどね、私…病気がまた進んでるんだって色覚の…」
「えっ…そんな…止まってたんじゃないの?何で?」

「いろいろあって…見えなくなるかもって…言われてるの…左目だけだけどね。それでも嫌だなーって。もしそれ以上悪くなったら両目見えなくなるみたいだし。もっと侵攻していったら、移転してほかの部位も悪くなって、最悪の場合…死んじゃうかもしれないって…」


「そんな…ことって…あるの…?でも治す方法あるんでしょ?」


「うん…一応手術があるんだけどね。でも、できる確率が30%なんだ。」
「失敗したら?」



「…死ぬかもしれないし、失明する」



「そんな…いやだよ!」
「今はまだ様子見るって…」
「わかったわ!でも、何かあったらすぐ言うこと!約束ね!」
「うん。」

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