「ところで、他に知ってる人は?」
「家族だけ…かな…」
「!」
「…川崎くんに、言うべきかな?」



「…ま、またそれは考えよ!…どうするの?手術」

「分かんない。…左目はもうぼやぼやしてるんだ…だから、もうやばいらしんだけど…死にたくないけど…死んじゃうのかな…」

涙出てきた。死にたくないなー。流花もいるし、好きな人もいるし。私を支えてくれる人もたくさんいるし、家族もいるし。


「春、生きて。大丈夫。大丈夫。補佐するから、ね?」
「うん。ありがとう…ごめんね。」
「いいんだよ、気にしないで。」
頭をぽんぽんとされた。