ケータイ小説 野いちご

セーヌ川に魅せられて~パリジャンとの淡い恋~

思い出巡り





「会いに行こう!!」



聖がいきなり立ち上がり、私の腕を引っ張った。





会いに?



アランに?






連絡先も知らないよ・・・



何も知らない。






もう会えるはずがない。




「店に行けば会えるかも知れない!!」



悠希は、私と聖を置いて部屋から出て行った。




「待ってよ!!悠希!!」



私は聖に手を引かれ、悠希を追いかけた。




フランスのホテルの廊下をこんなに走った日本人は

初めてかも知れないね。




全速力で走って、私達はアランと出会ったムール貝のお店に到着した。





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