あれからの俺は気持ち悪いくらい、ご機嫌だった。


「ふふーん…ふふーん♪」

「おぃ、随分とご機嫌じゃねぇかよ!良いことでもあったの?」

「別にー。」

「ぜってぇ怪しい!!」


同じ仲間の大ちゃんにも、俺の異変は気づかれてた。


分りやすいのかな、俺。


好きな子と一緒に居れたからって、
肉まん食えたからって、


こんなんで喜び過ぎ…?


「今日は、サービスしちゃおっかな。」

「キャー!!ハク様優しい!」


飽きてた人生が今じゃ楽しすぎだ。


梓ちゃんと出逢ってからは。


「もっと飲めよ?グラスにワイン余ってんだろ。」

「やだぁー、ハク様俺様キャラ!」

「フッ…言うこと聞かないと、その口塞いじゃうよ。」