ケータイ小説 野いちご

ほんもの。

初めまして、ではないですね。


財布を持って自動販売機の前で何を飲むか考えていると、一人休憩室へ入ってきた。

その人は迷いもせずに隣の自動販売機の前に立ち、お金を入れてボタンを押す。

広報部の安藤泉。社内では格好良くてクールだとこの顔が通るたびに色めきたっている。

私が言うのもあれだけれど、実際整った顔をしていると思う。それに高身長、そして仕事が出来る。

でも、クールなんで話はあまりしませんって人、私は苦手だ。

とか言って同期なんだけど。

結局数分迷った末、いつもと同じく緑茶のボタンを押した。

「月白って、三島部長と付き合ってんの?」


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