no side




「…また協力、頼むよ?」




「あぁ…それにしても、アイツ好きだな」




「…愛してるのさ。殺したいくらいに」






広い部屋にその言葉だけが響いた。





「─本当に欲しいものは…簡単に手に入っちゃつまらないからね」




そう言い笑う男は…とても冷たく思えた。