ケータイ小説 野いちご

花魁通りの姫様は

うちの記憶

あれ、ここどこだ?
病院かな?なんでここにいるんだろ、

「あ、月山さん起きました?2ヶ月も寝てたんですよー?」

看護師さんがそういった。
2ヶ月も…?なんでだろ。なんかあったかな?

「じゃあ先生呼んできますね」
そう言われうちははい。と返事をした。
うちはなんでここにいるのかを先生が診察している時に思い出そうとしていた。

最後に覚えているのは、まだ寒い3月におきたあのこと。
うちはたしか花魁通りの近くにある河原にいたはず。
何をするでもなく1人でただぼーっとしてきたら急に凄い音をたてて単車と車が走ってきた
うちはなんだろうとおもい振り返るとそこには暴走族とヤクザがいた。
そのあと喧嘩になって……あれ?ここから記憶が…
頭が痛い…なんで、なんで思い出せないの?
喧嘩の最後銃で撃たれそうなだれかを助けようとして前に出たら…うぅっ、頭が…

「…なんで思い出せないんだ、うちが守ったアイツは誰…」

うちのこの呟きは白に統一された病室の中で消えていった。

< 4/ 52 >