朝。

朝日が眩しい。



今日は祝日。

久しぶりにゆっくり寝れると思っていたのだがーーー



「起きろ」



兄に叩き起され、嫌々起きる羽目になってしまった。



「…せっかくの休日なのに」



不満そうに口を尖らせる私に、



「…るせぇ、ちょっと買い物付き合ってほしい」



乱暴に言って、勝手にクローゼットを開ける兄。



「ちょ、ちょっと!勝手に人のクローゼットの中見ないでよ!」



私はベッドから飛び降り、兄の方へ駆け寄る。