side 依

走ってこの部屋から出ていく
みぃ君の背中を見つめる。

それにしても...
あの子は僕たちを見分けてくれた。
しかも可愛い!!

「はぁ! 可愛いかった!」

「依は可愛いもんに目がないもんな。ほどほどにしろよ?」

夜があきれた顔で僕を見る。
よく言うよ。自分だって甘いものに目がないくせに!
この前スイーツ雑誌見てニヤニヤしてんのみたかんな!
気持ち悪い弟めっ!

それにしても可愛すぎる。
前髪の隙間から見えた右目はクリクリしてて可愛かった
琥珀色の目の色も似合ってたな

前髪切ってあげようかな?

「ねぇ夜、「みぃの前髪きりてんだろ?わかってるよ。」.....さすがだね。」

さすが双子。わかってる。