<琥珀side>
はぁ、つまんない。



この学園に入学して早3ヶ月。



強い人戦える事を期待してたけど今じゃ、この学園のNo.1。



特別生徒になっちまったし。女は、俺にキャーキャー言ってくるし。マジ鬱陶しい。




『ねぇねぇ!琥珀!知ってる今日転校生来るらしいよ!楽しみぃ〜!!どんな子かな?強い子だと良いね!琥珀!!』



『ああ』



だけど毎度毎度転校生は、あまり強くなく寮決めもスグに終わる。まぁ、あまり期待しないで置こう




『さぁ、お前ら席につけー。今日転校生を紹介するぞー。栗原さん、どうぞ入って』



そう言って入ってきたのは、とても綺麗な女の子だった。




周りの男子からは息を呑む声が聞こえた。



そりゃあそうだ。この学園のマンドナと言われる美咲より可愛いからな。言っちゃ悪いが。




自分より可愛い子が来て美咲は、嫉妬してるんじゃないかと思って後ろを見ると
『きゃー!可愛い!可愛すぎる!』
とつぶやいていた。まぁ心配ないか。




『栗原 怜です。よろしくお願いします』
ニッコリと笑って怜は、答えた。



『じゃあ栗原さんは、廊下側の席で』

廊下側の席、俺の隣の席か