美「じゃあまたね!みんな」




私は香月のバイクの後ろに乗ってみんなに手を振る。




修「また明日なっ」




そうね。…また明日




ーブオオオオンー













香「あんなこと、思ってないだろ?」




美「…わかってて、それでも私を受け入れるの?」




香「…よくわかんねぇんだよ。…月龍は大切な場所でみんなも大切な仲間だ。……だけど姉ちゃんも大切なんだよ。…姉ちゃんがたとえ、月龍を利用しようとしてても…俺は、どうしていいかわかんねぇ」





美「香月は優しいから。……私もね、香月のこと大切だよ。でも夜舞も大切って…私が思っているよりも大切だって気づいたの。」




私も選べないかもしれない。…香月か、夜舞かなんて……だから、私は決めたんだ。




美「香月は、月龍を大切にしなよ」




香「…?…あぁ…?」






1週間後の、月龍との関係を壊すこと以外にもう一つの決意。…




美「最低なお姉ちゃんでごめんね…」




香「なんかいったか?」




美「ううん。風の音じゃない?」