澪月side

朝が来た。リビングに行くと緋山君がソファーで寝ている。彗君は緋山君の部屋だ。
澄君はまだ彗君を迎えにこない。だんだん澄君に何かあったんじゃないかと怖くなってくる。
「……ん、……哀川さん……………?」
後ろから声がした。振り向くと緋山君がゆっくり体を起こしていた。
「あっ、緋山君?起きた?」
「…まだ、眠い………………。」
寝ぼけているのかボーッとしている。
「そっか。ソファー痛くない?私起きたから私の部屋使ってもいいよ?」
「…ん。」
ゆっくり立ち上がっておぼつかない足取りで部屋に向かう。彗君はまだ起きてこないし、緋山君はまだ眠い、私の部屋を使ってもらうのが最善策だよね。

それから、彗君、緋山君の順で起きてきて緋山君に説教をされるのは45分後の話。