ケータイ小説 野いちご

【完】もう一度、キミのとなりで。

10.もう離れたくない


7月に入った。


日に日に暑さが増していく中、期末テストを控え、みんなだんだんとそわそわしはじめる。


先生も口を開けばテストの話かりだし、のんびり構えているわけにもいかなくて、自分も少しずつ焦りを感じていた。


テスト範囲も広いし、早めに対策をしておかないと、後で大変なことになりそう……。


「あ~っ、テストやばい。ほんとやばい。

範囲広すぎて何からやっていいかわかんない」


「だよね。私も今回かなりきついかも……」


「えーっ、蛍は余裕でしょ!」


「そんなことないよっ!」


加奈子ちゃんと二人、学食で冷やし中華を食べながらテストの話をしてる。


暑くなってきたせいか、涼しい学食内は今日もかなり混んでいて、あまり空席がない中やっと端っこに席を取ることができた。


お昼休みは唯一の至福の時だ。



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