ケータイ小説 野いちご

【完】うぶな私がイケメンチャラ男と恋するまで

うぶ恋:【エピソード3】
松下月星の秘密



--Reo:Side--


余計なことを言ってしまった。

俺はただあの子が他の男に取られたことで、月星にもっと自分の気持ちに正直になってほしかった。


そんな思いとは裏腹に月星はますます変わっていった。


いや、 昔に戻っただけなのか?


どちらにせよ最近の様子と変わったのは間違いない。


女遊びが激しくなった。

と言ってもお互いが遊びという感じだから大して問題がないように思えるんだが。



俺は月星が誰とつるもうが付き合おうが口を出すつもりはない。関係のない話だ。

だから昔は放っておいた。



でも今は違う。

あの子がいなくなって開いた穴を他で、無理矢理に埋めているような気がする。

悲しく虚しい。





「なあ怜央!今日の放課後さあ…」

「行かない」





こういう会話が最近増えた。

ここ連日、月星は合コンに行きまくっている。





「なんだよ、釣れねえなぁ。
またあれか?待ち人なんていつ来るのか分かんねえのに」





俺が合コンに行かない理由。

それはただ一つ。

別に絶対的な自信はないのだけれど俺は誰かを待っているような気がする。



あんな漫画とかドラマであるような"運命"っていうのを信じてるわけじゃない。

だけど昔から誰かを待ってるような感覚がある。



その感覚を持つ頭が体が、合コンに参加するのを嫌がっているのだ。



今日も月星の誘いを断り、自分の感覚に従う。



--Reo:Side End--



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