「怖いよ。お父さん」男の子と男性はトラックのトランクの中に座っていた。手は後ろに縛られていた。山の奥に着くとそのトランクの中から鈍い音がした。銃声だ。「おやすみなさい」一人の男性はそう言うとトラックから出て携帯で誰かと電話していた。しかし、その夜一人だけ生存者が現れた。その男の子だしかし、その子はまだ3歳それもショックのあまり記憶がなかった。その子こそがこのお話の主人公村上裕だった。その子を救ったのがディストロイヤーの幹部だった。それからその子は、殺し屋になるために特訓された。名前も、本名で呼んでくれるのは仲が良かった斎華守だけだった。いつもは番号『307』か『サイコパス』と呼ばれていた。裕は、成長していくにつれて最強の殺し屋になっていた。そんな彼を変える出来事はすぐそばまで迫っていた。