ケータイ小説 野いちご

その灯火が消えるまで

8







「………まあ、そんな生活をしていた俺は。

見事に心がやさぐれてしまったわけだ」



「………」


隣に寝転がっている結灯は、起きているのか寝ているのか分からない。



「……結灯?起きてる?」



「………貴也は」


結灯は、俺を見る。




「バカだね」



あはは、と笑う。



「……………ば、ばか?」

「うん。ばか」


結灯は夜空を見上げる。

< 131/ 413 >