「…何言ってんの」 助けられる資格ないなんて言わないでよ。 目の前の要はいつもの自信過剰な要じゃなくて、泣きそうな中学三年生の男の子だった。 「…お姉さんは、要がすっごくすごく大切だったから助けたんだよ…」