【翔side】



「あいつら本当に来んの?」


「来るんじゃないの?昨日美月も俺にメールで言ってきたし。」


「ふーん…。」




怠い授業が終わり放課後、
俺と日向はボールを床につきながら体育館のドアの様子を何度も伺っていた。




周りには女がたくさんいるし
もしかしたらその中に紛れてるって可能性も…とも考えたがやっぱりそれはない。

結衣は色んな意味で目立つからいたら絶対分かる。