~現在~
この日記を読んだ人が善意ある人間であることを願って
* * *
私は天草美琴。今日からこの秘密の部署で働く。
ここで私は秘密捜査員として働く。ここでは、二人一組で捜査をするとのこと。私がコンビを組むのは、最近パートナーが亡くなった男性捜査員だ。…かっこいいらしい。
大量の荷物を持って自分のデスクがある部屋に向かう。
「ふぅ…。重かった…」
部屋に入り、自分のデスク━━明らかに使われていないデスク━━の横に荷物を置いて、一人ため息をついた。
流石に二人部屋にしては広いその部屋に一人でいるのは広すぎて少し寂しい。なんとなく部屋を見回す。
隣のデスクの上には大量のメモが置かれている。先輩のデスクだろう。…いや、先輩のデスク以外、なんなんだ?
ふと部屋の片隅に置かれた本棚を見つけ、近寄った。
その本の中に一つだけ他の本とはどう見ても違う本があった。
その本にはS.S.と書かれた日記だった。
人の日記を勝手に見るのは少しだけ気が引ける。だが、好奇心には勝てなかった。
誰も居ないことを再度確認し、ページを捲る。
その一ページ目に書かれていたのは━━━
“この日記を読んだ人が善意ある人間であると願って”
この日記を読んだ人が善意ある人間であることを願って
* * *
私は天草美琴。今日からこの秘密の部署で働く。
ここで私は秘密捜査員として働く。ここでは、二人一組で捜査をするとのこと。私がコンビを組むのは、最近パートナーが亡くなった男性捜査員だ。…かっこいいらしい。
大量の荷物を持って自分のデスクがある部屋に向かう。
「ふぅ…。重かった…」
部屋に入り、自分のデスク━━明らかに使われていないデスク━━の横に荷物を置いて、一人ため息をついた。
流石に二人部屋にしては広いその部屋に一人でいるのは広すぎて少し寂しい。なんとなく部屋を見回す。
隣のデスクの上には大量のメモが置かれている。先輩のデスクだろう。…いや、先輩のデスク以外、なんなんだ?
ふと部屋の片隅に置かれた本棚を見つけ、近寄った。
その本の中に一つだけ他の本とはどう見ても違う本があった。
その本にはS.S.と書かれた日記だった。
人の日記を勝手に見るのは少しだけ気が引ける。だが、好奇心には勝てなかった。
誰も居ないことを再度確認し、ページを捲る。
その一ページ目に書かれていたのは━━━
“この日記を読んだ人が善意ある人間であると願って”