ケータイ小説 野いちご

漫画のような恋がしたい!

なんちゃってデート

泣いたから、なぜか分からないが健一郎の事を受け入れられる様になった。





図々しさにはかなわないが。






「おい、デートすっぞ。」





「うん、………え?」


うんと言いつつ、きき返す。




「もっかい言って?」





「いや〜、強く言いすぎたからお詫びっつーか、なんっつーか……」






やばい。可愛すぎるんだけど!





「クスクス…うん、分かった」


「笑うなよボケナスぽんたん」





…………なにそれ(笑)



そして


土曜日。午前10時。


「お待たせ!待った?」


ワンピースをひらひらさせて、可愛く決めた。

これをやってみたかったんだよな〜〜!!!!と内心めっちゃ喜ぶ私。





「おっせぇ!何分待たせんだよ!お前、ちゃんと数字読めるか?読めないから目覚ましもできないんじゃないか?」

と、いつも通りの彼。



頭良いからってちょーしのんな!
目覚ましも時計もちゃんとできますー



とか、色々反論。もちろん、心の中で。


「…………ちゃんとできるよ」


「あっそ」




そっけなー!でも、そういう所がなんか良い。





今日は映画を見て、ゲーセンに行った。





映画は私の見たかったもの。え、すごい、私が見たいやつ把握してくれたのかなぁ、とか思ってたらただ単に「つまんなそうだから」って。ただ映画館で寝たいだけかよー!と思いつつ、見たかったから「まぁ、いっか」となった。







ゲーセンではぬいぐるみを取ってくれた。可愛い。もふもふしてる。「お前に似てたから」はぁ〜?!でもこのぬいぐるみ、可愛いから許す。






今日はカチンとくるものがあったけど、全部楽しい思いで塗り潰されたから今日の事を思い出せばきっと「あぁ、楽しかった」と言えるだろう。








そういう思いのなか、なんで偽りのカレカノなのにここまでするのかと疑問に思っている自分もいた。







そんなこんなあって、なんちゃってデートは終了したのだった。

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