悠くんが学校に来れなくなって、みんなに悠くんの病状を先生が伝えた。

でも、だいぶ軽めに。

悠くんの希望。

心配かけたくないって。
こんな時ぐらいクラスのみんな心配したいってば。

悠くんは気をつかいすぎなんだよ。

みんなはじめのうちは心配、お見舞いに行くと悠くんがあまりにも元気そうにしてるせいで、徐々にみんなの心配の気持ちは薄れていっていた。


全部を知ってる私と中谷くんは、ただお見舞いに行くことしかできない。


それがすごく、無力で辛い。