ケータイ小説 野いちご

こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!

Love 2
side 明石夏葉



なんだったんだ、今の……。

速すぎて、一瞬ビビった。


姉弟の息、ピッタリだったな。

伊澄もすげー久しぶりに見たけど。


未だに俺らを嫌ってるんだろうか。

もしかして、伊紅が俺たちを避けるのは、それが理由だったり……?


「夏」

「なんだよ」

麗が呆然としながら言う。


「伊紅は、前からあんな鋭い目つきしてたっけ?」

「はあ?」


「なんか、リュックを机においた時の伊紅の目、すっごく鋭かったんだけど」

「……」


俺も一瞬だけど、気圧された。


「ねえ、ふたりとも」


近くにいた、神宮寺が口を開く。


「なに?」

麗が答える。


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