純日本風な屋敷の外に出た。

「さて、、っと。」
あたしは思いっきり伸びをした。
両手が軽い。

久しぶりのおじいちゃまと会うのはまだまだ緊張が解けないけど、小さい頃の思い出を話して笑いあったり、楽しい時間になった。


「よし、おじいちゃまおばあちゃまにも届けたし、次は、、っ」


家の冷蔵庫に入れてきた箱を思い出していた。
一花へのケーキ。

『今回のケーキも美味しいって言ってくれるかなぁ、、』
思わずそこでにんまりしそうになっていたら、、

「きゃあっ!?」



後ろからぐっと引き止められた。